2015/11/29

[備忘録] D&D Encounters 「Out of the Abyss」第5回 暗闇の中で…(2) 11/25/15

ご注意:この記事にはD&D5eのシナリオ集「Out of the Abyss」のネタバレが含まれている可能性があります!



毎 週水曜の夜にWizard社製品の販売店舗など実施されている公式セッション「D&D Encounters」。2015年10月より新シリーズに入り、冒険の場所も敵もそしてプレイ・キャラクターも新たにスタートする事になりました。タイ トルは新たに発売されたシナリオ集と同じ「Out of the Abyss」となります。場所は秋葉原のロール&ロールステーションになります。

今回のパーティー構成です。
ハーフエルフ(ウッド)/ウォーロック Lv2:王になる事を夢みる田舎者。前衛担当。
ヒューマン/クレリック Lv2:戦いこそ全てのテンパスの神官。割と宝に目が無い。
ハーフリング/ローグ Lv1:永遠の英雄介添人。実はハーパーエージェント。
ヒューマン/バード Lv1:女性。その歌声はウーズをも萎縮させる。
ヒューマン/パラディン Lv1:礼儀正しい正統派パラディン。貧乏くじを引いてる気がしないでも無い。
ハーフエルフ(ドラウ)/レンジャー Lv1:頑なに人間の振りをする人間嫌いのハーフエルフ。ちなみにハーフエルフも嫌い。


愉快な囚人仲間のNPC達は以下の通り。
ブッピドゥ:おしゃべり好きの愉快なデロ。多分、躁病。
プリンス・デレンディル:自分は呪いで姿を変えられたエルフの王子だと主張するクアゴス。仕草はエルフぽいし流暢なエルフ語を話す。
エルデス・フェルドラン:幻の王国デルザウン、その都ゴーントルグリムから来たシールドドワーフの斥候。女性です。
ロント:ドワーフから逃げる途中でアンダーダークに落ちて捕まったオーク。思う所があるとかないとか。
サリス・クツェカリット:仲間殺しの罪を着せられたドラウ。クレリックに嵌められ完全にお尋ね者に。
シュウシャア:クオトアの隠者。服従無抵抗主義者。
ストゥール:人の数に数えて良いのか疑問のマイコニドの幼生体。胞子で会話する。
ドプシーとターヴィー:二人で一人のディープノームの兄弟。

 ドラウの前哨基地バルキンベルグを逃げ出した一行は、一路ダークレイクはクオトアの集落スループドックを目指し、危険なアンダーダークの暗闇を進んでいきます。そして突然、目の前をフックホラーが横切り、その後をノール達が追いかけて来る場面に出くわします。襲いかかってきたノール達を退けた一行は、フックホラーを追うか先に進むかの選択を迫られます。
 DMの発言を受けてのメタな判断から、ここはフックホラーを追っておくことにした。
 足跡は狭い道をたどり、どうも巣らしき行き止まりにフックホラーと子供(ジュブナイル)のフックホラーが潜んでいる場所に出る。
 フックホラーの強さがわからず若干ビビリ気味の一行だが、DMの出目にも助けられそんなに消耗せずにフックホラーとフックホラージュブナイルを倒す事が出来た。そして、パラディンがさらに奥の天井にある割れ目の中を覗くと、そこにはフックホラーの卵が。それはと鉄鍋を用意するウォーロックだが、卵が孵化直前(一時間に一定の確率で孵化する)との事もあり、ここではダンジョン飯的な展開にはならず。孵化直前の卵をクオトアのシュウシャアとマイコニドのストゥールに二個ずつ押しつけて先に進むことにする。

 さて元の道に戻ろうとした所、またもノール達と出くわしてしまう。パーティーのリソースは枯渇気味だがノール4匹とパックリーダー・ノール一匹を相手にしなくてはならない。幸いにも道が狭いため、囲まれる心配はない。クレリックとパラディンが前線に立つと、もうそれだけでノールは前線の二人にしか手が出せないような状態である。
 しかし、すぐにパラディンのHPが心許なくなったため、いったん後ろに下がりレイオン・ハンズで自分自身を治療してもらう。その間に前衛にウォーロックが立ち、元々前衛に立つこと前提のビルドもあって中々にダメージを出すことに成功。パックリーダー・ノールを葬り去る。こうなると俄然こちらに有利と成り、残りのノールはあっさりと片付ける事に成功した。

 こうして、一行は再びダークレイクを目指し足早にアンダーダークを進むのでした。

 つづく…

 ちなみにクオトアの持っていたフックホラーの卵は孵化して、クオトアを親と刷り込まれたらしい。

[備忘録] D&D Encounters 「終末の四大公」第11回~第14回(キャッチアップ) 消えた使節団 11/22/15

ご注意:この記事にはD&D5eのシナリオ集「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」のネタバレが含まれている可能性があります!




毎週水曜の夜にWizard社製品の販売店舗など実施されている公式セッション「D&D Encounters」。4月から6月までの水曜日に行われた「D&D Encounters」に参加出来ない人達に対して、週末まとめてプレイする機会を与えるキャッチアップに参加しました。場所は秋葉原のロール&ロールステーションになります。


前回までのあらすじ。
 使節団を探す一行はフェザーゲイルナイト達の本拠地、フェザーゲイル・スピアーを目指しSighing Valleyに向かいます。谷の入り口で、グリフォンに巣を乗っ取られ困っているアラコクラの一団を助け、グリフォンの卵を手に入れたり入れなかったりしてフェザーゲイル・スピアーの門前に立ちました。
 何しろ半年位前の話しなので皆イロイロ曖昧です。

今回のパーティー構成です。
ウッドエルフ/レンジャー Lv4:寝込みを襲うのが大好きで、得意な敵はアンデット。
ゴライアス/バーバリアン Lv3:武者修行中。ここぞって言うときに出目が悪い。
ヒューマン/ローグ Lv3、バード Lv1:マルチクラスで戦闘に回復に盗賊仕事に活躍する。
ジェナシ(エア)/ソーサラー Lv4:極端な無口だが、腹の中ではニヤついています

 フェザーゲイル・スピアーにたどり着いた一行は、ちょうど開かれていた飛行愛好会(彼らはウォーター・ディープの飛行生物騎乗の愛好家団体だと名乗っています)の10周年記念の宴に招待されます。そこで、もてなしを受けていると、伝令が「マンティコアが出現した」と告げに来ます。場は一点、飛行を邪魔する憎きマティコアの狩り大会へとなります。冒険者一行もヒポグリフを借り受けこの狩りに参加。割とあっさりとマンティコアを発見しますが、慣れない飛行生物騎乗(アニマルハンドリングの技能チェックにDC15で成功しないと、取りたいアクションが取れない)に苦戦しながらもローグの不意打ちなどで大ダメージを与えマンティコアを巣へ追い立てる事に成功します。
 巣の中で二匹のマンティコアを倒し、その首をもってフェザーゲイル・スピアーに帰還。団体の偉いさんに褒美の指輪を貰います。
 一行は偉いさんに消えた使節団の事を聞いてみると、川上にあるリバーガード・キープと言う場所を根城にしているウォーターエレメントを信仰する妖しげなカルト集団がおり、彼らが川岸を荒らしているとの話しを聞きます。その集団のリーダーはワーボアとの噂で、通常の武器では倒すことが出来ないとのことでした。そこで、銀の長剣も貰い、水のカルト集団を倒すことを約束します。
 一行は一度川下の街ウォームフォードまで送ってもらいこのカルト集団に関して聞き込みをしてみることにします。
 
 レッドラーチが土のカルト集団ブラックアースに裏で操られていた様に、ウォームフォードの街が水のカルト集団に操られているのではと考えましたが、どうもそれは的外れだったようで何らそれらしい所はみつかりません。かわりに町長より使節団を見つけてくれれば賞金を出すと言われ、この依頼を引き受け。街の近くにあるという水のカルト集団の野営地に向かいます。
 野営地にはゴロつき3人、カルト信者3人、カルトの侍際(じさい、プリーストです。サムライまつりではありません) が船の側で待機しています。冒険者一行は近づいていき、自分たちが取引相手だと騙そうとしますが、そもそもそんなはずが無いので騙せず戦闘になります。数で勝る相手であり、さらにカルト信者の武器が鎧無し状態の相手にダメージ二倍の代物であり、バーバリアンが強みを見せられないのと、火力が分散してしまった事でかなりの苦戦を強いられます。出目の悪さも加わり徐々に数に勝る敵側が有利になっていきますが、何とか侍際(プリースト)の体力を減らし撤退の決断をさせる事に成功します。
 撤退しようとする 侍際(プリースト)は倒せましたが、カルト信者を一人取り逃がしてしまいました。捕らえたゴロつきを尋問し、使節団を誘拐したのは水のカルト集団である事、あと数日で使節団を上の団体に引き渡す事、リーダーは無敵で傷を負わないこと、川側からリバーガード・キープに入るには鎖を上げさせる方法が必用な事、陸側からなら志願者として取り合って貰えることなどを確認します。
 ここで一行はリバーガード・キープへの侵入方法を巡り、大いに悩むことになります。川側の入口からか陸側の門からかはたまた壁を越えて侵入するか。リアル休憩の後で出した答えは陸側から志願者を装って潜入するという穏便な物になりました。

 さて、リバーガード・キープの門の前まで来た一行を、門番のホルダーが門の上から出迎えます。こいつは頭が悪いのでチョロイと聞いていました、ちょっとした一芸(なんかの技能ロールなどをDC10程度でクリアーする)を見せると直ぐに迎入れてくれました。
 冒険者一行はゴロつきを装い、話しを会わせながら新人の仕事(風呂掃除)などもこなしつつ隙をうかがいます。しかし、意外にも隙が無くどうすべきか悩んでいると。水くみにいった先で、ショーラと言う参謀格の男と目が合います。するとショーラはあわてて建物の中に。なんだかんだでリーダーのジョリバーに呼び出され、お前達はレッドラーチで活躍した冒険者かと詰め寄られます。あくまでしらを切る一行ですが、そこへ例の逃がしてしまったカルト信者がやってきてジョリバーに何やら告げ口をします。それでもあくまでしらを切る一行ですが、ここはさすがにジョリバーの疑いをかわすことができず戦闘になります。
 先手をとられて、いきなりバーバリアンにチャージかまされたのはかなりの痛手でしたが、銀の長剣を両手持ちにしバーバリアンとソーサラーの魔法は徐々にジョリバーを追い詰めて行きます。ショーラも蛇に変身したりしましたが、結局レンジャーとローグ/バードの支援を受けたバーバリアンの攻撃でジョリバーが撃破されると、カルト信者やショーラは逃げだしてしまいます。

 その後、奥の部屋に囚われていた使節団の要人とコック達を助け出し、一行は各々の所属勢力のアイテムが無事である事を確認し、あらためて使節団の最終目的地サミット・ホール(集いの地)まで護衛をしていき、この冒険を無事終える事となりました。

 尻切れトンボ感がかなり強い所での終わりとなりました。できるならEncounters専用のシナリオ(現在の5e Encountersは市販シナリオの冒頭三章程度をEncounters用のモディファイしています)が欲しいところです。

2015/11/22

[備忘録] D&D Encounters 「Out of the Abyss」第4回 暗闇の中で…(1) 11/18/15

ご注意:この記事にはD&D5eのシナリオ集「Out of the Abyss」のネタバレが含まれている可能性があります!



毎週水曜の夜にWizard社製品の販売店舗など実施されている公式セッション「D&D Encounters」。2015年10月より新シリーズに入り、冒険の場所も敵もそしてプレイ・キャラクターも新たにスタートする事になりました。タイ トルは新たに発売されたシナリオ集と同じ「Out of the Abyss」となります。場所は秋葉原のロール&ロールステーションになります。

えーと、まだ前回のシリーズ「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」が終わってないのですが、それは11月のキャッチアップに参加出来たら最終回を書きます。

今回のパーティー構成です。
ハーフエルフ(ウッド)/ウォーロック Lv2:王になる事を夢みる田舎者。前衛担当。
ヒューマン/クレリック Lv2:戦いこそ全てのテンパスの神官。割と宝に目が無い。
ハーフリング/ローグ Lv1:永遠の英雄介添人。実はハーパーエージェント。
ヒューマン/バード Lv1:女性。その歌声はウーズをも萎縮させる。
ヒューマン/パラディン Lv1:礼儀正しい正統派パラディン。貧乏くじを引いてる気がしないでも無い。


愉快な囚人仲間のNPC達は以下の通り。
ブッピドゥ:おしゃべり好きの愉快なデロ。多分、躁病。
プリンス・デレンディル:自分は呪いで姿を変えられたエルフの王子だと主張するクアゴス。仕草はエルフぽいし流暢なエルフ語を話す。
エルデス・フェルドラン:幻の王国デルザウン、その都ゴーントルグリムから来たシールドドワーフの斥候。女性です。
ロント:ドワーフから逃げる途中でアンダーダークに落ちて捕まったオーク。思う所があるとかないとか。
サリス・クツェカリット:仲間殺しの罪を着せられたドラウ。クレリックに嵌められ完全にお尋ね者に。
シュウシャア:クオトアの隠者。服従無抵抗主義者。
ストゥール:人の数に数えて良いのか疑問のマイコニドの幼生体。胞子で会話する。
ドプシーとターヴィー:二人で一人のディープノームの兄弟。

 ドラウの前哨基地バルキンベルグを逃げ出した一行は、何処へ向かうか思案します。とは言えアンダーダークに不案内な冒険者一行、ここは一つ元囚人仲間たちから話を聞くことにしました。

 エルデス・フェルドラン、ロント、プリンス・デレンディルはアンダーダークに不慣れで、ここがどこかもわからないと言います。
 マイゴニドのストゥールはネバーライトグローブに行きたいと言いますがここはかなり遠いでようです。
 クオトアのシュウシャアは故郷のダークレイクにあるスループドックに帰りたいが、場所がわからないと言います。
 サリスはダークレイクの場所なら分かると言います。彼もネバーライトグローブまで逃れたいそうです。
 ドプシーとターヴィーの二人はブリッジストーンまで行きたいですが、ここからは距離があるようです。
 デロのブッピドゥはグレックステックに向かいたいようで、ダークレイクからなら場所がわかると言います。

 結局、場所が分かるのはダークレイクだけであり、ひとまずそこへ向かうしかないと言う事で話はまとまります。

 一行が旅を始めるとアンダーダークの奇怪な地形や不気味な現象に出くわします。怪しく光る水晶の広間、突然崩れる足元の地面、深さ1.5フィートの泥の池、幅わずか18インチの道しかない崖、何処とからともなく聞こえてくる奇怪な叫び声とヒソヒソと話すような音。そして、崩れ落ちて来た天井の瓦礫、それに埋まる一行。
 などを辛くも乗り越え、一行はダークレイクを目指し続けます。その前を一匹のフックホラーが物凄い勢いで横切ります。そして、それを追いかけノールの一団が現れます。一行を目にしたノール達は立ち止まり、何かをがなり立てるといきなり襲いかかって来ました(この種族とまともに意思疎通が出来たためしがない)。
 戦闘は最初4匹のノールが相手です。パラディンとクレリックが前で壁を作り、ウォーロックも前線に上がります。クレリックは特技のセンチネルのせいで集中攻撃を食らい途中で一度気絶させられた以外、増援のノール3匹もあわせて大苦戦という事も無く、ですが決して楽にでもなく倒し切れました。

 さて、一行は逃げていったフックホラーを追うか、ダークレイクに向かうかと言う選択を突きつけられた所で次回へと言う事になりました。

[備忘録] D&D Encounters 「Out of the Abyss」第3回 ドラウの囚人(3) 11/11/15

ご注意:この記事にはD&D5eのシナリオ集「Out of the Abyss」のネタバレが含まれている可能性があります!



毎 週水曜の夜にWizard社製品の販売店舗など実施されている公式セッション「D&D Encounters」。2015年10月より新シリーズに入り、冒険の場所も敵もそしてプレイ・キャラクターも新たにスタートする事になりました。タイ トルは新たに発売されたシナリオ集と同じ「Out of the Abyss」となります。場所は秋葉原のロール&ロールステーションになります。

えーと、まだ前回のシリーズ「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」が終わってないのですが、それは11月のキャッチアップに参加出来たら最終回を書きます。

今回のパーティー構成です。
ハーフエルフ(ウッド)/ウォーロック Lv1:王になる事を夢みる田舎者。
ヒューマン/クレリック Lv1:戦いこそ全てのテンパスの神官。割と宝に目が無い。
ヒューマン/ソーサラー Lv1:ワイルドマジックで今回は毒が飛んだ。
ハーフエルフ(ドラウ)/レンジャー Lv1:ヒルズファー出身のかなり屈折したレンジャー。
ヒューマン/バード Lv1:女性。その歌声はウーズをも萎縮させる。
ヒューマン/パラディン Lv1:礼儀正しい正統派パラディン。貧乏くじを引いてる気がしないでも無い。

愉快な囚人仲間のNPC達は以下の通り。
ブッピドゥ:おしゃべり好きの愉快なデロ。多分、躁病。
プリンス・デレンディル:自分は呪いで姿を変えられたエルフの王子だと主張するクアゴス。仕草はエルフぽいし流暢なエルフ語を話す。
エルデス・フェルドラン:幻の王国デルザウン、その都ゴーントルグリムから来たシールドドワーフの斥候。女性です。
ジムジャー:ギャンブル狂のディープノーム。なんと今回死亡でリタイヤ第1号に。
ロント:ドワーフから逃げる途中でアンダーダークに落ちて捕まったオーク。思う所があるとかないとか。
サリス・クツェカリット:仲間殺しの罪を着せられたドラウ。
シュウシャア:クオトアの隠者。服従無抵抗主義者。
ストゥール:人の数に数えて良いのか疑問のマイコニドの幼生体。胞子で会話する。
ドプシーとターヴィー:二人で一人のディープノームの兄弟。

 とりあえずの武装を整えた冒険者一行は、デーモンの対処のために手薄になったのを幸いに、自分達の装備が保管されているという女司祭イルバラの部屋を目指します。何事もなくイルバラの部屋がある建物までたどり着いた一行は、一応慎重に建物の中へと入り、入口には愉快な囚人仲間たちから戦えそうなオークのロント と、ドワーフのエルデスを武装させ見張りに立たせます(今考えると、この二人仲が悪いのでした…)。
  部屋の中には祭壇があり、木製の大きなクモの彫像が飾られ、その前には供物が捧げられています。近ずく前衛陣とその後ろで様子を見守る後衛陣。すると突如、祭壇の陰から大きなクモが飛び出して来て、中途半端な位置にいたハーフエルフ/レンジャーに襲いかかります。見事に噛まれ、セービングスローにも失敗し毒ダメージも追加され大ダメージですが何とか踏みとどまります。ですがこの後、ヒューマン/パラディンがやはり毒ダメージをくらいこちらは倒れてしまいます。
 何とかクモを仕留めヒューマン/パラディンの治療をし、部屋を漁ります。祭壇の後ろに下階への階段があるのと、祭壇のクモの像の目が10gp相当の宝石である事がわかり、ヒュー/クレリックが「邪神の像など壊してしまえ」と木製であったクモの像を壊し宝石を取り出すと丁度6個だったためパーティーに配ります(後にこれがクモを呼び寄せるカースドアイテムと分かります)。
  一行は下階へ向かい、そこは女司祭の部屋で、罠のかかった大き目の箱があり。それを背景が犯罪者(密偵)のヒューマン/バードが盗賊道具代わりの針で開け、中にあった自分達の装備を取り戻します。
 女司祭の部屋とその下にあった愛人のショウアの部屋を散々荒らし、取れるものを全て懐に入れると。一行は大急ぎで脱出にかかります。
 
  外ではまだデーモンが暴れているようで、こちらは完全にノーマークです。この間に施設の門の一つを抜け、そこにある滝に飛び込み、施設の下にある地底湖(ここはアンダーダークです)に出れば脱出完了です。しかし、脱出口の門を前にして一行は警戒し、一旦立ち止まります。ですが、一緒に連れてきた囚人仲間たちは早く脱出したい一心から、門に殺到し最初に門を抜けたディープノームのジムジャーが歓喜の声とも巨大なクモに襲われあっさり絶命します。この後、オークのロントが襲われて倒れますが何とか即死を逃れます。クモは装備を取り戻した一行の相手ではなくあっさり片付きます。
 オークはヒューマン/パラディンが担ぎ滝に飛び込みます。これで本当に脱出がなったと喜ぶのも束の間、滝つぼの浅瀬にはウーズが待ち受けて居ます。近接で攻撃を当てたり当てられたりすると、酸によるダメージで武器や防具がみるみる劣化していく厄介な相手ですが。ヒューマン/クレリックによる拾った武器と防具による損失を顧みない攻撃や、ウーズの精神(あるのか?)にもダメージを与えるヒューマン/バードのヴィシャス・モッカリーなどでこれを撃破。

  やれやれこれで脱出だと、岩の割れ目から奥続く道へ進もうとした時、突如上から戦っていたデーモンの一匹が落ちてきます。そして、一行の行く手を塞ぎます。このデーモン、ブロックと言う名の種類らしく、ブロックでブロックと言う駄洒落なんじゃ…

 瀕死ですがまだ息のあるデーモンに皆で留めをさし、今度こそ本当に脱出に成功します。
 何処へ向かうかわからないままに次回へ続く。

2015/11/08

[備忘録] D&D Encounters 「Out of the Abyss」第2回 ドラウの囚人(2) 11/04/15

ご注意:この記事にはD&D5eのシナリオ集「Out of the Abyss」のネタバレが含まれている可能性があります!



毎 週水曜の夜にWizard社製品の販売店舗など実施されている公式セッション「D&D Encounters」。2015年10月より新シリーズに入り、冒険の場所も敵もそしてプレイ・キャラクターも新たにスタートする事になりました。タイ トルは新たに発売されたシナリオ集と同じ「Out of the Abyss」となります。場所は秋葉原のロール&ロールステーションになります。

えーと、まだ前回のシリーズ「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」が終わってないのですが、それは11月のキャッチアップに参加出来たら最終回を書きます。

今回のパーティー構成です。
ハーフエルフ(ウッド)/ウォーロック Lv1:王になる事を夢みる田舎者。
ヒューマン/クレリック Lv1:戦いこそ全てのテンパスの神官。
ヒューマン/ソーサラー Lv1:ワイルドマジックで蝶が飛ぶ。
ハーフエルフ(ドラウ)/レンジャー Lv1:ヒルズファー出身のかなり屈折したレンジャー。
ファイアージェナシ/バーバリアン Lv1:バーバリアンだけど後衛的立ち回り。
ヒューマン/パラディン Lv1:礼儀正しい正統派パラディン。

愉快な囚人仲間のNPC達は以下の通り。
ブッピドゥ:おしゃべり好きの愉快なデロ。多分、躁病。
プリンス・デレンディル:自分は呪いで姿を変えられたエルフの王子だと主張するクアゴス。仕草はエルフぽいし流暢なエルフ語を話す。
エルデス・フェルドラン:幻の王国デルザウン、その都ゴーントルグリムから来たシールドドワーフの斥候。女性です。
ジムジャー:ギャンブル狂のディープノーム。カイジの登場人物に良く居る信用できないタイプ。情報通。
ロント:ドワーフから逃げる途中でアンダーダークに落ちて捕まったオーク。思う所があるとかないとか。
サリス・クツェカリット:仲間殺しの罪を着せられたドラウ。無口キャラだったが、早くもデレてイロイロ話してくれた。
シュウシャア:クオトアの隠者。服従無抵抗主義者。
ストゥール:人の数に数えて良いのか疑問のマイコニドの幼生体。胞子で会話する。
ドプシーとターヴィー:二人で一人のディープノームの兄弟。オインゴなのがドプシーでボインゴなのがターヴィー。

 ゴブリンとの 戦闘を終え牢に戻された冒険者達は、なんとか脱出の契機を掴もうと、牢の中の囚人達にあれやこれや聞き始めます。主な情報源はジムジャーでしたが、ヒューマン/クレリックがサリスの説得で20を振り。彼から多くの情報を聞き出せます。
重要な事は、ジョルランがかって一流の戦士でありこの施設の長であるイルバラから寵愛を受けていたこと、しかし、現在の愛人であるショウアの謀により、顔半分をウーズ(いわゆるスライム一般を指す)に食われ、利き腕の指も二本失った事。それにより、イルバラの寵愛を失い、戦士としての能力も落ちてしまい外の警備などに追いやられてしまったなどの話しです。
それと、この牢には呪文が発動しない結界が張られていることが判明します。
そう言った話しは聞けましたが、具体的な脱出計画は定まりません。

 そうこうしていると、交代の時間になり冒険者達は労働へかり出されます。そこでも、何事もありませんでしたが、牢へ戻される時の見張りはジョルランでした。
ジョルランは牢に戻す直前、ヒューマン/パラディンとヒューマン/ソーサラーに対して小声で、ここから出たくないかと話しを持ちかけます。
もちろん答えはYESです。するとジョルランは二人が自分を怒らせたかのような芝居を打ち、残って折檻すると言い他の見張りを帰らせます。
ここでジョルランは、次の交代の際に鍵を閉めないでおく。お前達は、外に出たら見張り塔兼武器庫に行き、武装をしたら下層に広がる水へと飛び込み何処成りと逃げろと言います。
何か取引なのかと聞く冒険者達に、ジョルランはお前達が逃げさえすれば良いと言います。

 決行と成り、ジョルランは約束通り次の交代の時には牢の鍵を他の見張りが閉めた後に、素早く音を立てずに開けて立ち去ります。
冒険者達は素早く集団隠密で行動し、囚人仲間も一緒につれて牢からで、そして見張り塔に侵入。そこで、カードゲーム興じる二人のドラウと戦いになります。不意打ちを取りましたが、武器を持たない冒険者達。秘術系のソーサラーとウォーロックは物質要素の要らない魔法で攻撃、ヒューマン/クレリックはデヴァイン・フィーバーを纏った拳を振るい、他のキャラはそれぞれ敵の武器などを押さえに行きます。
何とかこの二名を倒し、上階の武器庫にのぼり取りあえずの武装を整えようとしたその時、地下空洞を満たす絶叫が響き渡ります。
その声は追いかけ会う二匹のデーモンの物でした。二匹のデーモンはお互いにつかみ合うと、施設の上で戦いを始めます。
警報が鳴り響き、ドラウの戦士達はこのデーモンの対処へと向かっていきます。
これはチャンスと、冒険者達は装備もそこそこに自分たちの元々の装備品があるというイルバラの部屋を目指します。

というシーンで次回に続く。