2015/05/28

[備忘録] D&D Encounters 「終末の四大公」第六回 槍ヶ岩の主(3) 5/27/15

ご注意:この記事にはD&D5eのシナリオ集「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」のネタバレが含まれている可能性があります!



毎週水曜の夜にWizard社製品の販売店舗など実施されている公式セッション「D&D Encounters」。4月より新シリーズに入り、冒険の場所も敵もそしてプレイ・キャラクターも新たにスタートする事になりました。タイトルは新たに発売されたシナリオ集と同じ「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」となります。場所は秋葉原のロール&ロールステーションになります。

冒険者一行は死体とアンデット溢れる不気味な洞窟を奥へと進みます。この先には一体何が待ち受けているのか、そして、槍ヶ岩の主とは何者なのか?
てな所で、今回のパーティー構成です。

・ハーフオーク/モンク 敵を倒す事に執念を燃やす、ターゲットの取りあいになるゴライアス/バーバリアンと中が悪い。
・ゴライアス/バーバリアン 武者修行中のため敵と戦う事を目的としている、ハーフオーク/モンクといまいち馬が合わない。
・ヒューマン/ファイター1 正義感の強い重武装の完全前衛型ファイターだがエルドリッチナイト(秘術騎士)を目指すしている。
・ヒューマン/ファイター2 中衛を担う弓ファイター、善人だが騙されてゼンタリム(悪の秘密組織)に入った。

以上、秘術なし、信仰なし、盗賊なしの脳筋パーティーとなりました。

奇妙な装束のゾンビ達が踊っていた星型の部屋から伸びる二本の通路、片方は風が吹いてくる平坦な道、片方は風の流れの緩い少し登りになった道。冒険者一行は登りの細い道を上がって行きます。
そこには小部屋があり、宝箱と見まごう鉄の箱が二個ほど置いてあります。これは!とハーフオーク/モンクが早速箱に飛びつきますが、鍵が掛かっていてこじ開けることも出来ませんでした。それではとヒューマン/ファイター1が慎重に部屋に入りますが、知覚ロールの出目は低く特に何にも気付きません。と言うところで、部屋の壁の向こうからガチャと言う音が聞こえると同時に上から岩が!
被害を受けるのは部屋に入ったハーフオーク/モンクとヒューマン/ファイター1ですが、二人とも回避のための敏捷力セービングスローに失敗しダメージを受けます。特にハーフオーク/モンクはHPが0になりましたが、種族特性でハーフオークは一度HPが0になっても一度だけHP1の状態に復帰できるので、それを利用して立っている事に。
壁には小さな覗き窓があり、そこから髭面のジジィがこちらを見ていま。そして、

「フェッフェッフェッ、貴様らこの槍ヶ岩の主に逆らおうと言うのか」

と告げます。この洞窟入って始めて見る自分達以外の生物です。
ここで、ヒューマン/ファイター2が素早く覗き窓に近づき、3/4遮蔽の-5ペナルティを物ともせずロングボウで逃げて行くジジィにダメージを与えます。
とりあえず星型の部屋まで戻り小休憩をして、体力を回復させる一行。そして、いよいよ槍ヶ岩の主との対決です。
反対の平坦な道の先には高さ40フィート程度、幅50フィート程度、奥行き400フィート近い巨大な空間が開けていました。入り口には死体を刻んだりするためのテーブル状の岩が三つと、その傍らにゾンビが一体。200フィート近く奥にはカウンター状になった岩の向こうにシュートボウを持ったスケルトン4体とジジィの姿が。距離をつぶせるのはヒューマン/ファイター2のロングボウのみと言う状態です。
まず、ヒューマン/ファイター1が前に出ます、他の三人は手前のゾンビを潰そうとしますが中々死なずてこずります。その間に、ヒューマン/ファイター1がスケルトンの正射に倒れます!Lv.1じゃありがちですが。ジジィの魔法もかわし、やっとの事でゾンビを片付けますがその間に、ヒューマン/ファイター1が生死判定に1回目失敗、2回目1を振り一気にスリーアウトで死(コンプデス)でしまいます。ええー!と言う状況ですので、ハーフオーク/モンクは撤退を進言します。ですが、ゴライアス/バーバリアンとしては自身が戦わず(死体[ゾンビ]は数にいれません)に引くのは(武の神テンパスへの)信仰上許されないとして激怒(レイジ)して突っ込みます。それを、少なくない憧れを持って見送るハーフオーク/モンク、なんとかジジィだけでも仕留められないかと遠距離から攻撃を続けるヒューマン/ファイター2。しかし、事態は好転せずゴライアス/バーバリアンはジジィの魔法とスケルトンのクリティカルの前に倒れます。
ここで、ハーフオーク/モンクとヒューマン/ファイター2は撤退を決断、撤退しながらもヒューマン/ファイター2はジジィへの攻撃を続けますが仕留める事はできず、その間にゴライアス/バーバリアンは生死判定に3回失敗し死(コンプデス)にます。と言うわけで、ミッションには失敗してしまいました。流石に魔法の援護なしでは厳しかった。
その後、撤退した二人はレッド・ラーチに戻り槍ヶ岩での顛末を話し、援軍を仰ぎます。死んでしまった二人はゾンビにされる前に各々の派閥(ハーパーとエメラルド団)のエージェントに救い出され蘇生されレッド・ラーチの宿屋スィンギング・ソードの前で目を覚まします。そして一行は援軍と共に槍ヶ岩の洞窟に向かいましたが、中はもぬけの殻となっていました。気になるゾンビの材料は墓地から掘り出した物や旅人のようで街の住人はいませんでした。最奥には手の形をした彫刻の上に見慣れぬ紋章が中に浮かぶ水晶玉が置かれていましたが、全員が何のロールもカスリもせずに失敗したため放置しておく事にしました。

と言うわけで、D&D5eにおけるLv.1の弱さを再確認し話は次に進むのでした。

※槍ヶ岩の主ことオレイアス君はプレイではジジィになっておりますが、設定では生まれはバルダーズゲート、貴族出身の若い死霊術派ウィザードであり、死体と一緒にいると落ち着くと言う引きこもりだったようです。

2015/05/22

[備忘録] D&D Encounters 「終末の四大公」第五回 槍ヶ岩の主(2) 5/20/15

ご注意:この記事にはD&D5eのシナリオ集「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」のネタバレが含まれている可能性があります!



毎週水曜の夜にWizard社製品の販売店舗など実施されている公式セッション「D&D Encounters」。4月より新シリーズに入り、冒険の場所も敵もそしてプレイ・キャラクターも新たにスタートする事になりました。タイトルは新たに発売されたシナリオ集と同じ「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」となります。場所は秋葉原のロール&ロールステーションになります。

大休憩を終えた冒険者一行はいよいよ洞窟へと足を踏み入れるのでした。と、その前に今回のパーティー構成。

・ハーフオーク/モンク 敵を倒す事に執念を燃やす、ターゲットの取りあいになるゴライアス/バーバリアンと中が悪い。
・ゴライアス/バーバリアン 武者修行中のため敵と戦う事を目的としている、ハーフオーク/モンクといまいち馬が合わない。
・ヒューマン/パラディン 信仰不明の謎のパラディン。クォータースタッフを器用に使う。
・ヒューマン/ドルイド 1レベルでは活躍の場が無いドルイド。少々心もとないがパーティーの貴重な回復リソース。
・ドラウ/ソーサラー 虐げられて来たせいか文句が多い。魔法と知恵でパーティーを導こうとするが暴走する前衛に手を焼く。
・ティーフリング/ソーサラー パーティーの最高齢、いさめ役だがいまいち聞き入れられない。石を投げるのが好き。

で、洞窟に入る前に例の看板辺りでどうする協議したが、ローグもいない事だし小細工無しで突入とあいなりました。ですが、世の中そう簡単に事は進みません。突如天井から降り注ぐ巨大な岩の雨、これを避け切れずソーサラー二人がいきなりのHP0。本当に幸先がわるいなと思っているところへさらにゾンビが二対落ちてきました。どうやら罠の発動はゾンビにあらかじめ与えられていた命令によるもののようです。戦闘はパラディンとドルイドの二人が素早くソーサラーの二人を回復させ、その間にハーフオーク/モンクとゴライアス/バーバリアンがゾンビを叩く構図になります。しぶとさに定評のあるゾンビですが、落下ダメージ+着地失敗による伏せ状態での戦闘開始だったためハーフオーク/モンクに手傷を負わせた以外は良いとこなしで殲滅されました。

ここで冒険者一行は一度狩猟小屋まで撤退、交代で見張りを立てつつ小休憩→大休憩のコンボでステータスをフル回復し、再び洞窟に挑みます。洞窟内の状況は昨日のままです。
さて洞窟の入り口の部屋から道は左右に出ています。ここは慎重にパラディンがデバイン・センスでどちらの道にもアンデットが潜んでいる事を確認します。そこで、まず右側の行き止まりっぽい部屋を確認しに行きますが、なんとこの部屋には12体もの新目から白骨化したまでの様々な死体が壁面一杯に立てかけられています。これが全て敵?と考えて最初は通路を塞ぐ作戦に出ますが、どうしても戦いたいハーフオーク/モンクが中を調べに行きます。ゴライアス/バーバリアンは死体相手では勲も何も無いので乗り気ではありません。
いろいろと調べた結果、死体の中の3体の白骨死体がアンデットの様です。ですが、動きが無いのでハーフオーク/モンクは一番手前のスケルトンをスピアで攻撃して見る事に、するとこれがクリティカルしいきなり一撃でスケルトン一体を葬ります。ハーフオークは種族の技能で、クリティカル時に1回余計にダメージロールを振れるので攻撃力抜群です。これを合図に戦闘になりますが、通路が狭く前衛はハーフオーク/モンクとパラディンで詰まっていて結局ゴライアス/バーバリアンは前にでれません。また、ソーサラー/ドラウの魔法などもあってゾンビほどしぶとくないスケルトンはアッサリと排除できました。

さて、多くの死体とアンデットとくれば、この洞窟の主はネクロマンサー(死霊術師)か何かだろうとい事になりますが、それにしては生きた生物の気配は感じられません。ゴライアス/バーバリアンは槍ヶ岩の主すでに死亡しているのではないかと唱えます。他にもドラウはサーイ(フェイルーンの東部の魔道王国、死霊術でアンデットを労働力とし、独自の階級制をひく)のレッドウィザード(サーイである程度の地位を得たウィザード、主に死霊術を得意とし金で雇われたりもする)説などを上げます。

まあ、想像はともかく奥に進むことにします。ここでハーフオーク/モンクとゴライアス/バーバリアンが先頭を争いますが、平等にダイス目勝負としハーフオーク/モンクが前を行きます。
進んで行くと星型の部屋に出ました、そこには熊の着ぐるみ、化粧とドレス、道化の格好をした3体のゾンビがおり。冒険者一行が部屋に入ると輪になって踊り始めます。全てのゾンビの袖には鈴がついており、その高い音は洞窟中に響きます。アラームかなにかだろうかと、話し合う冒険者達。すると踊っていたゾンビが突如襲いかかってきます。万全のゾンビ3体でしたが、意外にもDMのダイスが振るわず、ほとんど損害なしで倒す事ができました。

さて部屋から道は二つの方向に伸びています。右の緩やかな上がり、左の平坦な道です。ここで、どちらに向かうかを多数決で決定することとなり、結果緩やかな上がりの通路へ進むことになりましました。

ここで、続きは来週となりました。

2015/05/14

[備忘録] D&D Encounters 「終末の四大公」第四回 槍ヶ岩の主(1) 5/13/15

ご注意:この記事にはD&D5eのシナリオ集「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」のネタバレが含まれている可能性があります!



毎週水曜の夜にWizard社製品の販売店舗など実施されている公式セッション「D&D Encounters」。4月より新シリーズに入り、冒険の場所も敵もそしてプレイ・キャラクターも新たにスタートする事になりました。タイトルは新たに発売されたシナリオ集と同じ「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」となります。場所は秋葉原のロール&ロールステーションになります。

今回はGWを挟んだので久々のEncountersとなりました。

墓所の探索からレッド・ラーチにもどった冒険者一行。今度は宿泊している町唯一の宿屋スゥィンギング・ソードの女将から、槍ヶ岩(ランスロック)と呼ばれる巨石の側で最近怪しい連中を見かけるので行って確認し、町や街道への脅威になるようなら退治して欲しいと頼まれます。一人10GP、前金5GPの中々に良心的な依頼に冒険者一行は二つ返事で引き受けます。どうやら、その怪しい連中を町にある洋品店の子供達が見ているそうなので、早速聞き込みに向かいます。4人の子供達から聞けたのは、槍ヶ岩の近くで木の実を摘んでいると、山師風のドワーフが現れ「この辺りには厄介な奴がいるので気を付けろ」と言って指した方向には二、三人の頭からローブを着たヒューマノイド型生物が大きな箱を運んで洞窟に入って行く所でした。それを見た子供達は、怖くなって町に戻ってきたそうです。
とにかく行ってみないと話にならないと、槍ヶ岩に向かう事にしますが。今回、冒険者一行に加わっているソーサラー/ドラウ(フォーゴトン・レルムのダークエルフ)が、夕方につくように出発しないかと持ちかけます。ドラウは日の光に弱く、日光の下では攻撃ロールと知覚ロールに不利を被るためです。これを、同業のソーサラー/ティーフリングに却下され渋々ながら午前中に出発し昼過ぎに目的地到着となります。幸いにも天気は曇りと言う事になりましたが。
槍ヶ岩は25ft(7.62 メートル)の先端が尖った御影石の巨石です。この辺りは石灰岩質の土地のため、この岩はドラゴンが運んできたとの言い伝えがありますが。なぜ運んできたかまでは伝えていません。さてこの60度ほどに傾いた巨石が見える所まで来ると前方にゴブリンx4とホブゴブリンx2が見えます。

ゴブリン達曰く、「荷物を置いていけば命まではとらない」とか。

これに対するバーバリアン/ゴライアスの返答は「なら、お前達は命を置いていけ」でした。

と言う事で戦闘に突入となりました。バーバリアン/ゴライアスがイニシアチブトップを取ったので、早速レイジ(激怒、斬撃ダメージなどの近接武器ダメージが半分に成り、こちらの近接武器にダメージが追加されるバーバリアンの技能)して前に出て壁になります。二丁クロスボウのヒューマン/ファイターと片手でクォータースタッフを器用に操るヒューマン/パラディン、そしてヒューマン/ドルイドと前述のソーサラー二人とバーバリアン。回復リソースはどうなのよ?て感じではありますが、特技(追加で取れるスキル、ヒューマンのみキャラメイク時に取得が可能な選択肢がある)を最大限プレイヤーよりに解釈した運用のクロスボウファイターとクォータースタッフパラディンの活躍と、地味ながら着実な魔法ダメージと追加効果により割と堅い装備のホブゴブリン二匹もバーバリアン以外のHPを減らさずに退ける事ができました。
ここでドルイドが森の仲間(小動物とか)を集めて、スピークアニマルで情報収集します。動物たちの話しでは、この辺りをうろついているのは、ゴブリンなどでは無くどうやら人間かそれに近い種族のようです。その間に小休憩しバーバリアンはHPを回復しました。それから、槍ヶ岩から渓谷へ下る道があり冒険者一行は件の洞窟をもとめそこを下り始めます。

すると前方に、「近寄るなかれ、余を悩ます醜き変身の病が、汝を捕らえる。 槍ヶ岩の主」と書かれた看板が立っています。

ちょっと調べると、内容と署名の名前はともかく文字自体は非常に高い教育を受けた人物が書いた事が窺えます。しかし、こんな看板一枚であきらめるようなら冒険者など端からやっていません。無視して進んでいくとまた同じ内容の看板、更に進むとまた同じ内容の看板。これは、どう考えてもネタ振りだろうと冒険者一行は確信して進むと、洞窟とその手前の猟師小屋が現れました。
ここで洞窟の入り口や小屋の中を調べたり、ドルイドが森の仲間達を再び集めて話しを聞いたりしましたが手掛かりありません。そこで、どうもここ暫く使われていない猟師小屋に潜み昼夜洞窟を見張ることにしました。ここで、夜や暗い所に滅法強いソーサラー/ドラウが、夜中洞窟に向かい荷物を運ぶ頭からローブを被った集団を発見します。連中の種族はわかりませんが、深夜の暗がりでも松明などの明かりを使っていません。暗視持ちのドラウとティーフリングのソーサラーコンビが遠間から正体を確かめようとしましたが失敗します。とりあえず、出てくるのを待つ事にしましたが、明け方になっても人が出てくる気配はありません。そこで大休憩を終了した冒険者一行は意気揚々と洞窟へ乗り込みます。そして、そこにも先の看板が・・・
と言う所で、今週はここまでです。