2015/06/18

[備忘録] D&D Encounters 「終末の四大公」第九回 消えた使節団(1) 6/17/15

ご注意:この記事にはD&D5eのシナリオ集「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」のネタバレが含まれている可能性があります!



毎週水曜の夜にWizard社製品の販売店舗など実施されている公式セッション「D&D Encounters」。4月より新シリーズに入り、冒険の場所も敵もそしてプレイ・キャラクターも新たにスタートする事になりました。タイトルは新たに発売されたシナリオ集と同じ「終末の四大公(Princes of the Apocalypse)」となります。場所は秋葉原のロール&ロールステーションになります。

前回はとばたした展開でしたが、レッド・ラーチの地下で活動するブラックアース教団を倒す事に成功。その余波でブラックアース教団に関わっていいた幾人かの住民は町を追われる事になりました。
そして、この事件の前後にレッド・ラーチのあるデッサリン・バレー地方全体で怪物や見慣れぬ風体の人物達がうろつくなど、不穏な空気が流れ始めます。
これから冒険者を待ち受ける試練は、如何なるものになるのでしょう。

今回のパーティー構成です。
ヒューマン/ファイター Lv2:正義感が強く、エルドリッチナイト(秘術騎士)を目指すしている。機会攻撃だけは良く当たる。
ゴライアス/バーバリアン Lv2:武者修行中。ここぞって言うときに出目が悪い。
ヒューマン/ウォーロック Lv2:テレパシーで言葉の通じない相手と交渉をする。驚異の出目1確率。
ヒューマン/クレリック Lv2:教団内での出世を願うトゥームの神官、高慢で不遜なところがあり出世できなさそう。

今回は、一見するとバランスのいいパーティー構成です。


ブラックアース教団の暗躍を阻止した冒険者一行ですが、滞在している町レッド・ラーチ周辺は怪物の出没や見慣れぬ風体の人影などが多く目撃され、段々と不穏な空気に包まれていきます。それは、まるでデッサリン・バレー地方全体に影が落ちたかのように暗い雰囲気を漂わせ、人々は不安と疑心に捕らわれて行くのでした。

町に滞在している冒険者達は、所属する派閥のエージェントから接触を受けます。各派閥の話は以下の通り。

エメラルド団:自然のバランスを守護し、文明社会が不必要に拡大しないよう活動している。
ゴライアス/バーバリアン、ヒューマン/ウォーロック
二人はエージェントから以下のような指令を受けます。
ミラバー(ソードコースト地方の北の果て、世界の背骨山脈のたもとにある街)から使節団がサミット・ホール修道院(レッドラーチの近くあるが、北側からだと丘陵地帯を抜けなくては辿りつけない)に向けて出発した。しかし、何日か前にレッド・ラーチを通過した後でこの使節団は消息を断った。この使節団にはエメラルド団に所属しているムーンエルフが参加しており、貴重な薬草の種を修道院まで届ける事になっていた。そこで君達には使節団を探し出し、何とか種だけでも修道院に届けて欲しい。

領主同盟:フェイルーンの秩序と平和のために活動する。権力者に与しているが現実路線の団体。
ヒューマン/クレリック
彼はエージェントから以下のような指令を受けます。
ミラバから使節団がサミット・ホール修道院に向けて出発した。しかし、何日か前にレッド・ラーチを通過した後でこの使節団は消息を断った。この使節団には、ウォーターディープの貴族、ムーンエルフ、シールドドワーフの三人がリーダを勤めている。そして彼らはある情報を記した暗号を三分割して持っており、その情報はフェイルーンの平和のために必要な物だ。そこで君には使節団を探し出し、三人のリーダーを救出するか暗号文を回収して欲しい。

ハーパー:弱者を迫害から守るため権力や悪の勢力と見境無く戦う。歴史あるテロ集団。
ヒューマン/ファイター
彼は(…中略…)使節団は消息を断った。この使節団には、ドワーフの歴史家が参加しており彼はその研究成果をウォーターディープに収めに行くはずだった。この研究成果は悪しき者の手により悪用される可能性をもっている。そこで君には使節団を探し出し、研究論文を回収して欲しい。

と言うわけで、一行は使節団の後を追う事にします。その前に、レッド・ラーチの保安官にかけあい、使節団を探し出したら幾ばくかの報酬が出ないかウォーターディープと交渉すると言質を取り。消息をたった3日前ぐらいに南の街道沿いで大きな鳥を見たと言う情報を得ます。

とりあえずは、使節団が進んで行った南東へ伸びるケルン・ロードを進んで行くと、突如ノールの盗賊達が立ちはだかります。誰も言葉が通じないのでヒューマン/ウォーロックがテレパシーで交渉を試みますが、ノール達は一顧だにしません。ヒューマン/ファイターが口上を述べますが、ゴライアス/バーバリアンは面倒だから「死ね!」で良いだろうと言って戦闘開始です。
敵はノールx2、ノール・パックロードx1です。戦闘は、前衛の二人のイニシアチブが低くかったのが災いし、ゴライアス/バーバリアンがレイジする前にダメージを受けてHP0になってしまいます。しかし、すぐ側にヒューマン/クレリックが居たためすぐさま回復、リックレスアタックでクリティカルを二回出しあっさりとノール達を退けます。そして、ノール達の懐をあさり20gpを手に入れました。

小休憩の後で再び街道を進んで行くと、突如として空から大きなハゲワシ(大型サイズ)とそれに乗った男達が現れます。そして、有無を言わさずゴライアス/バーバリアンにレイ・オブ・フロストの呪文が。特に交渉も口上も無く戦闘に突入します。
敵はフェザーゲイルナイトx1、カルト信奉者x2、それぞれが騎乗する大ハゲワシx3です。
飛んでいる敵への攻撃は中々厄介ですが、騎乗している敵からの攻撃ダメージはさほどではありません。とりあえず飛び道具で信奉者を一人倒しますが、騎乗していたハゲワシがそのまま襲いかかってきて、どちらかと言うとこっちの方が厄介です。
それでも、大ハゲワシはACもHPもあまり高くないのでこれを退け、もう一人の信奉者も倒し、敵のリーダーであるフェザーゲイルナイトの騎乗した大ハゲワシを倒して地上に落とします。
ですが、フェザーゲイルナイトはまだ生き残ってる信奉者が乗っていた大ハゲワシに飛び乗り全力で逃げようとします。しかし、ここでヒューマン/ウォーロックのエルドリッチ・ブラストがワゲワシに命中。またもフェザーゲイルナイトは地上に(フェザーフォールで)落下。その後、追いかけっこの末(耐久力コンテストでプレイヤー側が勝利し)、追いつき身柄の拘束に成功します。「何をする!」と言う、フェザーゲイルナイトの言葉に、「それはこっちの台詞だ!」と突っ込んだところで本日は時間切れになりました。

次回に続く。

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